netatalk 2.1 が4月26日に正式リリースになっていたので、インストール。
いままでは、他の人の作ったrpmを入れて2.1 devを使ってたのだけど、その人がメンテをヤメてしまったので自力ビルド。
netatalk 2.1はBerkeley DB 4.6以上を求めてくるのだけど、CentOS 5.5には4.3.29しかない。rpmを作りかけたがBerkeley DBの依存関係でめんどくなり、Berkeley DBのインストールからスタート。
ちなみに、5.0は使えないので注意。4.0系はココからダウンロードできる。なんとなく4.7を選んだ。
# wget http://download.oracle.com/berkeley-db/db-4.7.25.tar.gz
# tar xvzf db-4.7.25
# cd db-4.7.25/build_unix
# ../dist/configure --prefix=/usr/local/BerkeleyDB.4.7 && make && make install
これで、オッケー。configure --prefix=/usr/local/BerkeleyDB.4.7しなくても、/usr/local/BerkeleyDB.4.7に入るらしいけど不安なので指定しといた。
次に本丸のnetatalkのビルド。
# wget http://downloads.sourceforge.net/project/netatalk/netatalk/2.1/netatalk-2.1.tar.bz2
# tar xvjf netatalk-2.1.tar.bz2
# cd netatalk-2.1
configureのオプションはいっぱいあるので、--help すれば色々幸せになれると思う。
ウチではこんな感じ。2.1で廃止されたり指定方法の変わったオプションもあるのでちょっと整理にとまどった。
./configure \
--prefix=/usr \
--with-pkgconfdir=/etc/atalk \
--with-cracklib \
--with-pam \
--with-shadow \
--with-uams-path=/usr/lib64/atalk \
--enable-shared \
--enable-krbV-uam \
--enable-overwrite \
--with-gnu-ld \
--enable-redhat \
--enable-cups \
--libexec=/usr/libexec/atalk \
--with-bdb=/usr/local/BerkeleyDB.4.7
--enable-a2boot \
--enable-pgp-uam \
あとは、make && make install しておしまい。インストール先などは好みの問題かと思うので好きにしてくださいまし。基本的に前に使わせてもらっていたrpmのspecファイルに揃えてあります。
コメントでenable-a2bootとenable-pgp-uamは必要としないコトを教えてもらいました。どちらも現在は必要ないオプションです(詳しくはコメント欄参照)。コメントくれた方ありがとうございます。
設定周りはHATさんのこのページを参考に過去のものをリライト。
AppleVolumes.defaultはこんな感じ
:DEFAULT: options:upriv cnidscheme:dbd maccharset:MAC_JAPANESE volcharset:UTF8 dperm:0775 fperm:0664 veto:/lost+found/
dperm:0775 fperm:0664をumaskと揃えておくと幸せになれると思う。usedotsを外してあるのは今までそうだったから。同じくAppleVolumes.defaultのマウントボリュームのセクションはこう
~
/mnt/backup "backup" allow:nagara deny:all
/mnt/music "music" allow:nagara,pico deny:all
ユーザー名や@グループ名で allow deny 出来るコトを知らない人は結構多い。
afpd.confはこんなん
サーバー名 - -tcp -noddp -uamlist uams_clrtxt.so,uams_dhx.so -maccodepage MAC_JAPANESE -unixcodepage UTF-8
netatalk.confはATALK_MAC_CHARSETだけ書き換え。
ATALK_MAC_CHARSET='MAC_JAPANESE'
だいたいこんな感じ。TimeMachine対応の設定の話はHATさんのTime Machine with Netatalk その1とTime Machine with Netatalk その2読んでおけばオケ。
--enable-a2bootはさすがに必要ないでしょう。これはAppleTalk経由でApple IIのブートサーバにする機能ですよ。
--enable-pgp-uamもいらないでしょう。Mac OS Xがβ版だったころのUAMです。
投稿情報: www.google.com/accounts/o8/id?id=AItOawl64gcfXhJGNU5n90KLAsNb7hxLEmCAeQI | 2010/05/09 22:54
的確なコメントありがとうございます。なるほど。昔利用していたSPECに書いてあったのをそのまま使ってました。
configure のヘルプを読みました。ご説明の通りいらないですね。記事も直しておきます。
投稿情報: NAGARA | 2010/05/10 00:19